印刷会社を廃業する時、
機械はどうすればいいか
What to Do with Printing Machinery When Closing Your Business
廃業時に印刷機を放置するとどうなるか
What Happens If You Leave Printing Machines Behind廃業が決まっても、機械の処分を先延ばしにしてしまう経営者は少なくありません。しかし、放置すると次のような問題が発生します。
| 放置期間 | 起こりうるリスク |
|---|---|
| 1〜3ヶ月 | 工場の賃貸料・光熱費が継続発生。機械内部の油脂が乾燥し始める |
| 3〜6ヶ月 | ローラーやゴム部品の劣化が進み査定額が下落。錆が発生し始める |
| 6ヶ月〜1年 | 「稼働不能」扱いとなり大幅減額。産廃として処分するしかなくなるリスク |
| 1年以上 | コンデンサや基板の絶縁不良が起こりやすくなる。スクラップ価格のみとなる場合も |
印刷機を産業廃棄物として廃棄処分する場合、機種・サイズによりますが1台あたり50万〜200万円以上のコストが発生することがあります。機械に現金価値がある間に売却することが、廃業コスト最小化の最短ルートです。
印刷機械の処分方法5つを比較
5 Ways to Dispose of Printing Equipment — Comparison廃業時に印刷機を処分する方法は主に5つあります。それぞれのメリット・デメリットを比較します。
| 処分方法 | イプリコ(買取業者) | 産廃業者(廃棄) | オークション | 同業他社 | スクラップ |
|---|---|---|---|---|---|
| 現金化 | ◎ 高額 | × なし(費用発生) | ○ 変動大 | ○ 中程度 | △ 低額 |
| 撤去コスト | ◎ 0円 | × 高額負担 | △ 別途発生 | △ 交渉次第 | △ 別途発生 |
| 秘密保持 | ◎ NDA対応 | △ 対応まちまち | × 公開入札 | × 同業に知られる | △ 限定的 |
| 旧型機・不動機 | ◎ 対応可 | ○ 廃棄のみ | △ 落札リスク | × ほぼ不可 | ○ スクラップ |
| スピード | ◎ 最短2週間 | ○ 1〜4週間 | △ 1〜3ヶ月 | △ 交渉次第 | ○ 1〜4週間 |
◎:優れている ○:良好 △:条件次第 ×:不利
廃業案件で最も推奨できるのは専門の買取業者への直接売却です。現金化・コストゼロ・秘密保持・スピードのすべての面で他の方法より優れています。
廃業前・廃業後、どちらで売るべきか
Before or After Closure — When Is the Best Time to Sell?廃業を決めた後、「まだ動いているうちに売るか」「廃業してから売るか」で迷う方が多くいます。結論から言えば、廃業を決意した直後・機械が稼働中のタイミングが最も高値で売却できます。
稼働中の機械は査定額が最大になる
印刷機械の査定で最も重視されるのが「稼働確認」です。電源を入れて印刷動作が確認できる機械は、不動機と比べて査定額が30〜50%高くなることもあります。廃業に向けて機械を停止する前に査定を受けましょう。
廃業公表前の相談で秘密が守られる
廃業を公表した後では、従業員・取引先・金融機関・競合他社に情報が広まるリスクがあります。廃業決定の直後、まだ公表前の段階でイプリコに相談すれば、NDA(守秘義務契約)を締結した上で、外部に知られずに手続きを進めることができます。
スケジュールに余裕があると条件が良くなる
「来週までに搬出してほしい」という急ぎの依頼は、条件面で不利になることがあります。工場閉鎖・退去の2〜3ヶ月前から相談を始めることで、適切な搬出スケジュールの調整と、より高い査定額の実現が可能です。
廃業後に機械を売ろうとすると、工場の賃料が発生し続ける中で交渉が進むため、時間的プレッシャーにより査定額が下がることがあります。また機械の稼働確認ができなくなるため、不動機扱いとなり大幅減額のリスクがあります。
秘密を守りながら進める方法
How to Proceed Confidentially廃業は、従業員・取引先・銀行に知られると大きな混乱を招くことがあります。イプリコでは以下の秘密保持対応を標準として提供しています。
- NDA(守秘義務契約)の締結。お客様指定様式にも対応
- 遠隔査定(写真・資料送付のみ)で来訪者ゼロでの概算提示
- 現地訪問時は作業員の社名入り車両・ユニフォームを使用しない
- 担当者はスタッフ1〜2名のみに情報を限定管理
- 搬出は夜間・休日対応も可能(従業員に見られないスケジュール調整)
- 請求書・書類の社名表記はご要望に応じて調整可能
「従業員に廃業を知られる前に機械だけ先に売ってしまいたい」「取引先に情報が漏れると困る」——そのような繊細な事情にも対応してきた実績があります。まず電話・LINEでご相談ください。
廃業以外の選択肢:M&A・事業承継という道
Beyond Closure — M&A and Business Succession「廃業」を決める前に、ぜひ知っていただきたい選択肢があります。それがM&A(会社・事業の譲渡)や事業承継です。長年培ってきた技術・取引先・従業員・設備には、廃業して手放すには惜しい価値が眠っているケースが少なくありません。会社や事業を引き継いでくれる相手が見つかれば、機械を処分せずに事業ごと存続させることができ、従業員の雇用を守ることにもつながります。
会社・事業を譲渡する(M&A)
印刷事業を必要とする同業・異業種の企業へ、会社や事業を譲渡する方法です。設備・人材・取引先をまとめて引き継いでもらえるため、廃業コストをかけずに事業を次へつなげられます。譲渡対価が得られる可能性もあります。
機械だけを売却する(買取)
後継者や譲渡先が見つからない場合、あるいは設備だけを整理したい場合は、印刷機械の買取が最適です。本記事で解説してきた通り、費用ゼロで現金化でき、最短2週間で完了します。
イプリコは中古印刷機械の買取を本業としていますが、その過程で国内外の印刷会社・関連企業との幅広いネットワークを築いてきました。そのため、「会社ごと引き継いでくれる相手を探したい」というご要望に対して、M&A・事業承継のお手伝い(相手探し・専門の仲介機関のご紹介など)も承っています。「まず機械を売るべきか、それとも会社ごと譲渡できないか相談したい」という段階からお気軽にご相談ください。買取・M&Aの両面から、お客様にとって最も有利な出口をご提案します。
M&Aや事業承継は、相手探し・条件交渉・契約手続きに数ヶ月〜1年以上かかることも珍しくありません。また、機械や設備が稼働し、取引先との関係が維持されている「事業として動いている状態」のほうが、引き継ぎ先が見つかりやすく好条件になりやすい傾向があります。廃業を決めてからでは選択肢が狭まってしまうため、少しでもM&Aの可能性を考えているなら、できるだけ早い段階でご相談いただくことをおすすめします。
買取の流れ(6ステップ)
The 6-Step Buyback Processお問い合わせから入金完了まで、最短2週間。すべての費用はイプリコが負担します。
秘密保持の確認・NDA締結
まず秘密保持の範囲と方法をご確認します。必要に応じてNDA(守秘義務契約)を締結します。お客様指定の様式でも対応可能です。
写真送付・遠隔概算査定(2営業日以内)
機械の全体写真・銘板写真・制御パネル写真をお送りください。2営業日以内に概算査定額をご回答します。工場に誰も来ないため秘密が守られます。
現地訪問・正式見積
概算に納得いただいた場合のみ、専門スタッフが現地を訪問します。稼働確認・搬出経路の確認を行い、正式な見積書をご提示します。
契約・搬出スケジュール調整
廃業・工場退去のスケジュールに合わせて搬出日を確定します。夜間・休日対応も可能です。分割搬出にも対応しています。
解体・梱包・搬出
熟練エンジニアが機械を分解し、防錆処理・木枠梱包の上でコンテナへ積込みます。床・壁の養生も弊社が行います。お客様の立会い・追加費用はゼロです。
入金完了
搬出完了の確認後、ご指定の口座へお振込みします。現金化まで、最短でお問い合わせから2週間で完了します。
よくある質問
Frequently Asked QuestionsQもう動かない(不動)の印刷機でも買取できますか?
Q製造から20年以上経つ古い機械でも値がつきますか?
Q廃業を従業員にまだ伝えていない段階で相談できますか?
Q印刷機以外の設備(断裁機・製本機等)もまとめて引き取ってもらえますか?
Q査定・搬出・解体にかかる費用はいくらですか?
Q工場の退去期限が1ヶ月を切っています。間に合いますか?
Q廃業ではなく、会社ごと引き継いでもらう方法(M&A)も相談できますか?
廃業を決めたらまず確認すること
- 機械の稼働状態を確認し、できるだけ早めに査定を受ける
- 廃業公表前の秘密保持段階でも相談できる業者を選ぶ
- 「不動機・旧型機は売れない」と自己判断しない
- 産業廃棄物として処分する前に必ず買取業者に相談する
- 印刷機だけでなく工場内の全設備をまとめて査定依頼する
- NDA対応の業者を選び、情報漏洩リスクを排除する
- 廃業の前に、M&A・事業承継で会社を残せないか早めに検討する